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2025.9.1
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活動33周年を迎えて
カウンセリングの活動を始めてから、33年の年月が経ちました。カウンセラーとしての活動は、今後も行いますが、理事の立場を退かせていただきました。
この度御挨拶と御礼を申し上げたくて、活動当初から大変お世話になっている方のもとを、お尋ねしました。その折「やりたいと思っていたことを、やれましたか」との問いかけがありました。私にその言葉は「長い間自分の大切な人生を、自分の願いのままに、自分の生き方を送ってくることができましたか?」と聴こえてきました。『丁寧に自分を生きているか』と、今も時々意識にあがってくる大切な言葉になっています。
今こうして33年間を振り返ると、過ぎ去った日々は色薄くなってはいますが、 『カウンセリングの実際を経験し、自分を育てていきたい。』『人間関係をもっと分かりたい。』が最初の目標でした。次に『カウンセリングを共に学ぶグループを創っていきたい。』『育っていかれる人達と共に活動していきたい。』と目標が年毎に変化してきました。年月と共に『自分が…』から『他者と共に…』と、願う形がはっきりとしてきて、まさに現在のセンターはその形になっています。各方面から信用を得て声がかかり、心音を同じくする若い人達の活動の場も広がりつつあります。なんだかホッとした安堵感と同時に、若いということが羨ましくもあります。
33年間は、出会いをいただいたその都度ごとに、自分の在り様を振り返り、何を学んだのかと自分の心に落としながら、葛藤しつつ前に進み…前に進み…の連続でした。出会いをいただいた全ての人々が今の私を創りあげています。 有り難いことです。
「良くやって来たなぁ…」となんだか他人ごとの様に思っているのは、何なのでしょうか。
(若) 2025.8.28 筆